家中の空調管理を一括して行う「全館空調」。その機能やメリット・デメリット、実際に導入した人の感想をご紹介します。
全館空調とは、家中すべての「冷暖房」「換気」「空気清浄」といった空気のコントロールを、一括して行う空調システムのことを指します。 部屋ごとにルームエアコンを設置する場合と比べ、家の中の温度や湿度を均一に保つことができ、また外気に含まれる花粉やPM2.5などもフィルターによって取り除くことが可能です。
現在の建築基準法では、すべての新築の建築物について24時間換気が義務付けられていますが、全館空調を導入する場合には、給気口・排気口ともに機械が取り付けられている「第1種換気」を採用することになります。
参照元:「シックハウス対策について知っておこう(国土交通省)」https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/sickhouse.files/sickhouse_1.pdf[PDF]
全館空調では、住宅内の各部屋はもちろん、廊下やトイレといった場所もすべて一括で空調管理を行います。そのため家の中のどこにいても、夏は涼しく冬は温かく、梅雨の時期のジメジメや花粉のストレスなども少ない快適な環境で過ごすことができるのです。
また、冬の浴室内と脱衣所の温度差によって引き起こされる「ヒートショック」などのリスクを低減することにもつながります。
多くの場合、全館空調の吹き出し口は、天井付近にほとんど目立たない形で設置されます。ルームエアコンを設置すると、その存在感によって部屋が狭く感じられたりインテリアの邪魔になったりということがありますが、全館空調ではその心配がありません。
全館空調にかかる費用は、普及にともないリーズナブルになってきたと言われますが、とはいえ設備代・施工代を合わせたイニシャルコストは決して小さな金額ではありません。メーカーによって異なりますが、設備費用は大まかに100~300万円ほどとなります。
また導入した後のランニングコストにも注意が必要です。全館空調の運転に電気費がかかる一方、冷暖房効率が上がるためにルームエアコンに比べて安くなるケースもあり一概には言えませんが、機能や設定によってはかなり高額になる可能性があります。
またメンテナンス・点検費用、システム本体が寿命を迎えた場合の交換費用も、ランニングコストとして必ず必要になるお金です。
全館空調は1台で家中の空気をコントロールするため、もしも設備が故障すると、すべての部屋がその影響を受けます。各部屋にルームエアコンがあれば「故障した時には他の部屋にいる」で済むことですが、全館空調の場合はそういうわけにはいきません。
デシカホームエアは「調湿換気」性能によって、24時間365日、家中の湿度を快適に保ちます。 夏場には除湿しながら暑い屋外の空気を涼しい室内の温度に近づけて、冬場には加湿しながら寒い屋外の空気を暖かい室内の温度に近づけて換気。 湿度調節で室内を快適にするという発想で、高気密・高断熱住宅に「調湿」という価値をプラスします。
「全館さらぽか空調」は、一条工務店オリジナルの小型デシカント(乾燥剤に水分を吸着させることで除湿する)技術を用いた全館空調システムです。快適な空気環境を少ないエネルギーで、しかも電気代を抑えながら実現する「超気密・超断熱」の一条工務店ならではの設備です。
帰宅した際に昔の家では汚れた空気の匂い(炭酸ガス?)がしていましたが、匂いが無くて空気がきれいに感じます。もちろんいつも適度の温度で快適でさわやかです。デメリットは感じたことは無いですが、冬は若干乾燥気味かも知れませんが、個別空調でも同じと思います。一度全館空調の家に住めば個別空調は考えれませんね。
参照元:「e戸建て」https://www.e-kodate.com/bbs/thread/571774/
エアコン不要な時期は換気の空気だけ送られてくるし、交換費用は予定だけど片方30万円程度で両方変えても3桁には行かないし、電気代は賃貸アパートから戸建てに移った事による電気代アップはあったけど、空調だけで考えると、付けてる月と付けてない月で高くても5000円の差の状況。