LIXILが開発・設計する住宅規格「SW(スーパーウォール)工法」。そのメリット・デメリット、実際に採用した人の感想をご紹介します。
SW工法とは、日本の伝統的な木造軸組工法をベースに、高性能「スーパーウォールパネル」を貼り付ける工法のこと。建材メーカーのLIXILによって開発・設計されています。
住まいの天井・壁・床をスーパーウォールで囲む「モノコック構造」に加え、計画換気システムや高断熱サッシと組み合わされることで、高気密・高断熱・高耐震な住宅を実現します。
SW工法の特徴である「モノコック構造」により、家全体が大きな魔法瓶のような、断熱性・気密性の高い空間になります。これによって、部屋間の温度差や上下の温度差が少なく、夏も冬も外気温に左右されにくい快適な室内環境をつくることができます。
SW工法の住宅は気密性が高く、また計画換気システムが導入されているため、住宅内の空気のよどみを少なくすることが可能です。室内の空気環境が清浄化されることで、カビやダニなどの発生を抑え、家族の健康維持に役立ちます。
SW工法の家は、壁の中に断熱材が詰まっています。 そのため、住宅の完成後にエアコンやコンセントを増設したいと思ったとしても壁の中に配線を通すのが難しく、SW工法を熟知していない家電量販店などが施工を行うと、気密性を損ねてしまう可能性があります。
SW工法の家は気密性が高いため、室内の声や音がこもりやすく、逆に外からの音が聞こえにくいという特徴があります。
特に、夜間の食器洗浄機や洗濯機の音で家族がストレスを感じる可能性には要注意。
キッチンやランドリールームと寝室の距離を取るなど、間取りの工夫を心がけたいところです。
LIXILのSW工法は「ストレスフリー」にこだわっています。真冬の朝でもベッドから気持ち良く起きられたり、一年を通して薄着や裸足で過ごせる、この上のない心地よさ。花粉の侵入や、カビ・ダニの発生もしづらいため、家族の健康はもちろん、家の性能も長く保たれます。
以前は窓の結露にも悩まされていましたが、スーパーウォールで建替えてからは結露の心配がなくなりました。湿気がたまりがちな押入れにも湿気取り入らずで、いつもカラッとしています。布団も敷きっぱなしで大丈夫なくらい。また、洗濯物は部屋干しでもよく乾き、イやな臭いも残りません。
引用元:「LIXIL」https://www.lixil.co.jp/lineup/construction_method/sw/owner/01/
うちは古い家だったので、板の間の部屋もあったのですが、冬は特にそんな場所が寒かったですね。 でも生まれた時から住んでいるので、「冬なんて寒いもの」と思っていました。 ところがスーパーウォールで建替えてからは、20℃以上が当たり前になって、暖かくて「あー、よかった」と思いますね。
引用元:「LIXIL」https://www.lixil.co.jp/lineup/construction_method/sw/owner/03/