省エネルギーで快適な暮らしを叶える「パッシブハウス」。そのメリット・デメリットや、実際にパッシブハウスを建てた人の感想をご紹介します。
パッシブハウスとは、ドイツの「パッシブハウス研究所」が開発した基準を満たす、省エネルギー住宅です。建物の性能を徹底的に上げるとともに自然のエネルギーを取り入れ、冷暖房を使わなくても快適な住まいを目指します。日本ではパッシブハウス・ジャパンが認定機関となり、「冷暖房負荷」や「一次エネルギー消費量」など厳しい性能基準をクリアした住宅のみが認定されます。
世界基準の厳しい認定条件をクリアしている「パッシブハウス」は、その快適性において極めて優れています。断熱をはじめ、通風や採光、遮熱など、太陽や風の力も活かしているため、室内は自然な心地よさです。
パッシブハウスは、構造上の工夫によって、冷暖房などの設備はほとんど不要となります。具体的には、6畳用エアコン1台で40坪まで全館空調を行うことが可能。
冷暖房にかかる光熱費が抑えられるので家計に優しく、もちろん省エネルギーによって地球にも優しい住まいです。
パッシブハウスはその高い機能性を叶えるため、多くの断熱材を必要とし、窓や換気設備なども高性能なものを使用します。
したがって当然ながら建築費用は高額となり、通常の住宅の倍以上となるケースもあります。
もっとも、その分ランニングコストが抑えられるため、長期的に見ればコストパフォーマンスの良いお買い物と言えるかもしれません。
パッシブハウスの建築は、どのような土地でも適しているというわけではありません。日当たりや風の通りが良い土地では基準を満たしやすくなりますが、逆に、高い建物の陰になったり風の抜けが悪い土地では、住宅の形や向きを工夫する必要があります。
場合によっては、立地と、希望の間取りやデザインとの兼ね合いでパッシブハウスが建てられないということもありうるのです。
太陽に素直に窓をつけ、自然素材で包み込んだ、家族の気配がどこにいても感じられる明るいパッシブハウスです。家事導線はコンパクトに・まとめ買いするのでストック場所を・洗濯物を干すスペース・家事の合間のワークスペース…などなど、共働きのご夫婦に必要なスペースをパッシブハウスの中に詰め込み、自然ともライフスタイルとも調和した住まいを叶えました。
古来、太陽の光や風を上手く取り込んで暮らせるように作られてきた、日本の家。 WODDY ITOのパッシブハウスでは、夏は庇などで高い位置にある太陽の光や熱を遮りつつ風の通り道を確保、冬は低い位置にある太陽の光と熱を南側の大きな窓からたくさん取り込みます。 昔ながらの日本の家づくりを取り入れ、さらに断熱性や気密性を高めて、真夏も真冬もより快適に暮らせる住まいを叶えます。
この家に引っ越すまでは夏場はクーラーの効いている職場のほうが快適で、家に帰ってくるのがちょっと嫌だったんです。 帰ってきたらとにかく服を脱いでエアコンのスイッチをつけていました(笑)でも、今は全く逆ですね。 6畳用のエアコンが1台活躍し、涼しくなったら勝手に冷房は切れていて、そのまま涼しさが持続しています。
どれだけ快適かというと、去年2月14日、15日に軽井沢140センチの雪降ったんですよ。太陽が出ていれば、薪ストーブで薪を1束燃やせば、だいたい2日3日もつんですよ