家族が安心して暮らせる住宅をつくるには、高断熱・高気密など「空気」のコントロールが大切です。 健康・快適な住まいのために役立つ設備をご紹介します。
全館空調とは、家中すべての「冷暖房」「換気」「空気清浄」といった空気のコントロールを、一括して行う空調システムのことを指します。 家中の空気が快適に保たれ、ヒートショックやアレルギーなどの予防に役立つことが大きなメリットです。
輻射熱(ある物体から放出され、電磁波となって他の物体に届く熱エネルギー)を利用した冷暖房のことを「放射(輻射)」冷暖房といいます。 空気の対流によってではなく物体や人に直接熱が作用するため、自然の中にいるような快適さ。 ただしその仕組み上、部屋全体が快適な温度になるまでには時間がかかります。
「アルミ樹脂複合サッシ」とは、アルミと樹脂を組み合わせて作られた窓枠(サッシ)のことを指します。 雨や風に強くさびにくいアルミと、断熱性の高い樹脂。 アルミ樹脂複合サッシは、外側にアルミ、内側に樹脂が使用され、それぞれの長所を活かした作りになっています。
優れた断熱性から近年人気の「Low-E複層ガラス」は、2枚のガラスの間に空気やガスを封入した「複層(ペア)ガラス」に、Low-E膜と呼ばれる特殊な金属膜でガラス表面をコーティングしたものです。 大きく分けて「遮熱タイプ」と「断熱タイプ」の2種類があり、住宅に合わせた適切な使い分けをすることで、光熱費を抑えられたり結露の発生を低減したりといったメリットがあります。