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木の家VSコンクリートの家

このページでは、木の家とコンクリートの家がもつそれぞれの特徴や構造の違いから、どちらが優れているのかを調べてみました。健康面・費用面・耐久性についても比べているので参考にしてみてください。

木の家とコンクリートの家ならおすすめなのはどっち?

家を建てる際に気になることの1つが、木造にするかコンクリート造にするかではないでしょうか。今から40年近く前は住宅の8割を占めていた木造ですが、最近はコンクリート造の家も増えていて、その割合は58.9%にまで下がっています。しかし、まだまだ木造が住宅の過半数を占めている状態。木材が豊富にあった日本にとって木造の家は古くからの伝統的な住宅スタイルで根強い人気を誇ります。日本特有の四季や高温多湿の気候に適した性質を持っているので、今後もスタンダードな建築法となることが予想されますね。

一方、着実にコンクリート造の家の割合を増やしているのは共同住宅です。耐火性や耐震性、遮音性が高い特徴があるので、他人の部屋との距離が近いマンションやアパートなどで多く採用されているのが理由のようですね。また、台風の影響を受けやすい沖縄県では非木造で家を建てるのが一般的のようです。気候や風土によって偏りはありますが、全体的に見るとやはり木造の割合が多めですね。

木の家とコンクリートの家の構造の違い

木造とRC(鉄筋コンクリート)造の家では、実際どのくらい構造に違いがあるのでしょうか。それぞれ見ていきましょう。

【木造の家】

柱や梁、壁など住宅の主要部分が木材で作られます。細長く切った木材を組み合わせて骨組みを作っていく「在来工法」、木で作られた壁面パネルやフレームを接着して組み立てていく「木質パネル工法」、断面が2インチ×4インチの通常より細い木材を使用して6面体の箱型に建てる「枠組み壁工法」など、ひと口に木造と言っても種類はさまざまです。

木には調湿作用があり、ジメジメした夏は湿気を吸収して湿気の少ない冬には水分を放出してくれるのが魅力。一年中快適に過ごすことができます。デメリットはすべての生き物にとって住みやすい環境なため、害虫による被害を受けやすいことです。

【RC造の家】

鉄筋とコンクリートを使用して作られます。家のつくりは、コンクリートで固めた土台に鉄筋の柱と梁を組み立てる「ラーメン構造」、コンクリートで作られた床・天井・四方の壁の6枚の板を組み合わせて建てる「壁式構造」の2種類。

RC造の家は防音や耐火性に優れているのが特徴です。壁式構造では柱を使わないので空間を大きくとることが可能。熱伝導率が高いため、室内温度が外気からの影響を受けやすいのが難点です。

VS健康面

健康面で見ると、木の家とコンクリートの家では違いがあるのでしょうか?健康面への影響を示すデータとして静岡大学農学部で行なわれたマウスの実験データがあります。マウスをそれぞれ木・鉄・コンクリ―トで出来た箱の中で飼育して、成長の度合いを観察したところ、木の箱で育てたマウスは生存率が85.1%だったのに対してコンクリートの箱で育てたマウスはたったの6.9%!コンクリートは熱伝導率が高いため、寒い時期は箱内部の温度も低くなり、マウスの身体が冷えてしまうのが原因のようです。

エアコンやヒーターなど室温を調節する機器を使用すればどちらの家でも体の冷えを防ぐことはできますが、何もしないでも調度よい室温を保てる木の家は身体に優しいと言えますね。健康面では木の家が一歩リードと言ったところでしょうか。他にも、木に反射した光は紫外線が含まれていないため目への負担が少なかったり、木のもつ調湿作用でカビが発生しにくかったりする利点があります。

VS費用面

建築にかかる費用を比べてみると木の家のほうが安くなります。木造で建てると坪単価55万円のところRC造で建てると95万円。40万円の差があります。解体や修繕にかかる費用も木造のほうが少ないので、単純に建てるだけであれば木の家のほうが低コストで済むでしょう。

しかし、家には法定上の利用可能期限を表す法定耐用年数というものが決められていて、木造とRC造でその長さが違います。具体的には木造が22年でRCが47年。そのため、長いスパンで考えるとRC造の家のほうが安くなる場合もあります。ただ法定耐用年数は税務用に定められているだけで、その年数を過ぎると建物が寿命をむかえてしまう訳ではありません。木の家でも22年以上は問題なく住めます。

VS耐久面

一般的にコンクリートの家のほうが高いと言われている耐久性。倒壊被害の大きい地震と火事について強度を比べてみました。

【地震】

木造は地震に弱いイメージを抱かれがちですが、木のもつ軽くしなやかな性質から揺れを小さくしてくれる特性があります。ただ、木造の中でも工法や接合方法によって耐久性にはバラつきが…。最近では高強度の木質パネルを使用した強度の高い家も建てられているようです。

一方RC造の家は圧縮力に強いコンクリートと引っ張る力が強い鉄の性質によって、大きな地震でも倒壊しにくい構造。阪神淡路大震災のときもRC造の建物は被害が少なかったと言われています。

【火事】

木とコンクリートを比べると木のほうが燃えやすいイメージがありますが、実は耐火性は鉄よりも高め。厚みを持った木材の場合、燃えはじめると表面に炭の膜をつくられ、それが防火の役割を果たします。火事が発生したときにも一気に倒壊することは少ないのが特徴。

RC造は500度程度には耐えられる高い対火性を持っていると言われています。しかし、鉄が熱に弱いため1度の火事で耐久性が急激に劣化する可能性も。火事が発生した時は都度メンテナンスをする必要がありそうです。

総合的に考えると木造がおすすめ!

日本で家を建てるなら、四季や梅雨を快適に過ごせる性質や身体への影響、コストなどから考えて木の家がおすすめです。耐久性が気になる方もいるかもしれませんが、最近では強度の高い木造住宅の建設が進んでいて、台風や火事に負けない構造の住居がたくさん誕生していますよ。

とくにシックハウス症候群や化学物質過敏症を引き起こす素材が使用されていない自然素材の家は、健康に害を及ぼす可能性が低いので赤ちゃんからお年寄りまで安心して暮らせるので魅力的。木独特の香りや温もりが感じられ、自然の中にいるような癒し効果がある点にも注目を集めています。木の性質を活かした構造になっているので省エネ性も高いのだとか。木の家を建てたいと思っている人は自然素材の家もぜひチェックしてみてください。

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