住む人の健康を考慮した快適に過ごせる家のことです。
例えば、有害物質を一切使わない天然素材の家。
木材だけでなく塗料や接着材なども含めて化学物質の使用がないので、アレルギー症状に悩まされることがありません。
また、高気密高断熱で、夏涼しく冬あたたかく過ごせる住宅は、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こす要因となるヒートショック対策ができ、年配の方も安心して暮らせます。

健康住宅の基礎知識

健康住宅を建てる前に知っておきたい基礎知識をまとめています。家本体だけではなく建築法や素材選びに関する知識をチェックしましょう。

そもそも健康住宅とは、どんな住宅のこと?

健康住宅とは、住む人の健康を考慮して造られた住宅のことです。家の建設時に必要な木材や塗料などに、健康を害する可能性がある有害物質は一切使用していません。建築資材はすべて天然素材が用いられています。

これにより、アレルギー症状に悩まされることがなく、小さなお子さんから年配の方まで、家族全員が安心しながら過ごすことができるのです。

また、壁や天井に高気密断熱材を使用することにより「夏は涼しく冬は暖かく」一年中快適な温度を保つことが可能。これにより、室内の急な温度変化によるヒートショックのリスクを抑えることができます。

住まいで得られる健康効果

住宅は人が一日の中で約半分の時間を過ごしている場所。人は、住まいからさまざまな恩恵を受けています。その一つが健康効果。建築素材に有害物質を使用していない健康住宅なら、アレルギーやシックハウス症候群の発症を未然に防ぐことが可能です。

他にも人ショックの対策やダニ・カビの発生を抑えるために設計された家造りなど、人の身体に対する配慮はさまざま。詳細ページでは、健康住宅で暮らすことで受けられる健康効果を紹介しています。

木材へのこだわり

木材は住宅内のあちこちで使用され、家の基礎にもなる言わば建物の生命線。人が触れる機会が多い箇所の資材には特にこだわりたいもの。天然無垢の木材を壁や床に使用した住宅は、アトピーや喘息を発症するリスクが少ないというメリットがあります。

無垢材には「国産無垢材」と「外国産無垢材」があり、木の種類によってその特徴はさまざま。腐食しにくく、害虫被害も少ない、耐久性に優れた木材にこだわっていきたいですね。それぞれの木材が持つ特性は、詳細ページで確認してみましょう。

長く安心して住み続けられる強い構造

安心して長く住める家を建てるには、耐久性や耐震性をきちんと考えた家造りが必要不可欠です。

日本の風土気候に適した資材を厳選し建築することで、長年状態を維持する丈夫な住宅になります。詳細ページでは耐久性や耐震性を高める工夫について紹介しているので、参考にしてみてください。

一年中快適な温度で過ごせる住宅工法

家の過ごしやすさではっきり良し悪しを感じるのは室内の温度や湿度。近年では「夏は涼しく、冬は暖かい」というようなキャッチコピーを売りにした住宅が増えてきました。これらの住宅は特殊な建築工法によって建てられたものです。

断熱性や換気性、空間設計を綿密に行うことにより、快適な室内の環境を造り出すことが可能となっています。一年中過ごしやすい温度が保たれているので、冷暖房設備に頼ることなく生活できますよ。具体的な工法については、詳細ページをご確認ください。

素材の知識1【木材】

健康住宅とは、体を害するような素材を一切使わずに建てる住宅のことです。これを実現するために、健康住宅では素材の質に非常にこだわっています。

住宅において健康を害する要素の一つは、ダニの発生です。ダニは放置しておくと体を噛んだり吸い込んで体に悪影響を与えたりしますが、だからといって防ダニ剤を撒いてしまうとその成分が逆に体を害してしまいます。そこでダニ対策として床に使用される素材が、ヒバやヒノキです。これらの木の匂いは、ダニを殺す作用があることが研究によって証明されており、ヒバやヒノキを素材として使用することで全く健康を害さずにダニも防げます。それに加えてヒノキは、抗菌作用やシロアリの駆逐作用も持っており、健康住宅の材料としては最高です。

健康住宅の柱として用いられるのは、ヒバの無垢乾燥材です。無垢乾燥材は耐久性に優れているので、金属の骨組みを使用する必要がありません。更に無垢乾燥材は、湿気を吸収して過ごしやすい空間を作り出し、病原菌やカビの繁殖も防いでくれるので、住んでいるだけで健康になる住宅を実現できます。

素材の知識2【壁・天井】

壁や天井の素材には、パインの木の無垢材がよく使用されます。パインの無垢材は、まず断熱性が高いという利点があります。健康住宅では断熱材もなるべく使用しないのが良いとされているので、パインの無垢材は非常に有用です。

パインの無垢材の二つ目の利点は、カビやダニの発生を抑えてくれることです。無垢材は空気中の水分を吸収し、湿度を下げてくれるので、カビやダニの繁殖しにくい空間を作り出してくれます。

またパイン材は、見た目が美しいという特徴もあります。壁や天井は部屋の中から直接見える部分なので、見た目という意味でもパイン材は最適です。

パイン材を壁と天井に使用した場合、壁紙は必要ありません。壁紙は、壁や天井が傷つかないようにするため、そして見た目を綺麗にするために貼りますが、壁紙が老化すると剥がれて空気中に粉が舞い、ハウスダストとなってしまうという欠点もあります。パイン材に壁紙が不要な理由は、傷や汚れのメンテナンスが簡単であり、かつ見た目も良いからです。

素材の知識3【塗料・ワックス】

体に害を与えるものは使用しないことがモットーである健康住宅では、塗料にも科学塗料は使用しません。なぜなら、科学塗料に含まれるシンナーなどの溶剤が体に悪いからです。よって健康住宅の塗料には、自然塗料が用いられます。

健康住宅の塗料には、健康であること以外に断熱性が求められます。それはいくらパイン材が優秀な断熱性を持っているとはいえ、それだけで完璧な断熱はできないからです。熱を逃しにくく冬でも暖かい木造住宅を実現するためには、断熱性能を持つ自然塗料が必須です。そこで使用される塗料が、ホエイ乳清です。ホエイ乳清とは、チーズを作る時に分離される固形物で、大量に排出されます。原材料は牛乳なのでもちろん体に害はありません。更に、今までホエイ乳清はあまり使い道がなく、廃液として捨てられることも多かったですが、塗料として用いられることによって使い道が生まれ、もったいない無駄を減らすことにも繋がっています。

科学素材を避けた方がいい理由はなにか?

科学素材は、確かに断熱性において優秀で、耐久性や防腐性も高いです。しかしこうした利点を重視しすぎて、科学素材を使い過ぎると、中に住む人間に悪影響を及ぼしてしまいます。例えば科学塗料に含まれている溶剤はその代表例です。科学塗料の溶剤にはシンナーが使われていますが、シンナーにはトルエンという物質が含まれています。トルエンは中枢神経を麻痺させる力があり、また吸引すると体内に蓄積されてしまい、脳を萎縮させたり骨をもろくしたりといった悪影響もあります。科学塗料を使用するということは、この劇薬を吸引する状況を作り出していることと同義です。

また科学素材は、湿気を閉じ込めすぎてしまうという悪い部分もあります。天然素材である木は、空気中の水分を吸収する仕組みが備わっていますが、科学素材にはその機能はなく、室内はどんどんジメジメとしてきます。ジメジメとした環境は、カビやダニの温床となり、それが人体への悪影響に繋がります。カビを吸引することは肺炎の原因です。またダニは病気の媒介者と言われるほど様々な病原菌を持っていて、人を噛むことで移します。

健康住宅の4つの特徴をチェック!

シックハウス症候群やハウスダストなど住宅にまつわる現代病が増えつつある中で、有害とされる化学物質や悪材の使用を極力避ける対策がとられている健康住宅に注目が集まっています。シックハウス症候群の原因とされているのはホルムアルデヒド、トルエン、キシレンなどの揮発性有機化合物ですが、これらの化学物質を使わないまたは。極力避けるように配慮されています。

そんな健康住宅には①「天然無垢材を使用している」②「自然素材の塗り壁も使用している」③「結露の発生を防ぐ」④「ヒートショックの負担を軽減させる」という4つの特徴があります。①と②に関してはシックハウス症候群の対策として、③に関しては結露の発生を防ぐ事によりカビを抑制するハウスダストに関しての対策、④に関しては家の中での突然死などに対するリスクの軽減を目的とした対策と考えられています。

もちろん住人の身体的なことばかりでなく、住む人が社会的活動に充実できるか、建築費や維持費、シックハウス症候群やハウスダストなどの病気にやきもきしない、社会的健康、経済的健康も考慮に入れているのが健康住宅の特徴と言えましょう。このように健康住宅とはあらゆる側面で住む人が健全に過ごすことができるかに重きを置いているため、小さい赤ちゃんのいる家庭やシニア層が暮らす家で大変注目されている住宅なのです。

【1】天然無垢材を使用している

ハウスシック症候群などの原因を根源から断つという意味合いからも、健康住宅では一般的に天然の無垢材を使用しています。天然無垢材はハウスシック症候群の心配がなくなるだけでなく、天然木の性質をそのまま生かした「夏涼しく冬暖かい」という断熱材の役割も果たすため室内で快適に過ごすことができます。この断熱効果は木の伸縮によって起こるもので、木が生きている、家全体が呼吸しているとても自然に近い環境を作り出すことができるのです。

天然無垢材ははじめシンプルなイメージがありますが、時間がたつにつれ色に深みを増す「経年美化」を生み出します。また天然無垢材は柔らかい素材ですので、お子様にもシニア層が転んだとしてもクッションの役割を果たすためあらゆる世代で暮らすには安心の素材ともいえましょう。また、心安らぐ木目調は世界に二つとないデザインでもあります。

【2】自然素材の塗り壁も使用している

健康住宅で注目されているのは自然無垢材だけでありません。外壁の塗装も自然素材の塗り壁を使用しています。天然材を使った塗料は各社様々な種類がありますが、たとえば炭酸カルシウムを主体としたり、天然の鉱物で強化したり、チーズの副産物であるホエーを使用したりなど国内外で開発されているエコ素材を積極的に導入する姿勢がうかがいます。天然素材塗料のネックは天然ゆえのひび割れや風化でしたが、体に害のない程度の化合物やミネラルファイバーを使用する事により強化できるようになりました。

天然素材塗料のメリットは室内の湿度の調整です。室内の湿気を吸収し放散することにより湿度を一定に保つことが可能なうえに、カビの発生を防ぐこともできるのです。またタバコやペットのにおいも取り除く消臭効果も期待できるので天然素材塗料を使う事のメリットは大きいでしょう。

【3】結露の発生を防ぐ

住宅の敵は室内外の寒暖の差によって生じる結露です。結露には「表面結露」と「内部結露」の二種類があります。窓の曇りや壁や天井などにも発生する結露を「表面結露」と言い、放置するとカビやダニが発生します。断熱が不十分で湿度をうまく放散できないために結露が発生し、カビが生え、そのカビを餌とするダニも繁殖してしまう悪循環となります。結果的にハウスダストになりやすい環境を生み出しているので、健康に良くありません。

健康住宅の場合は断熱材の代わりにもなる天然無垢材を使用しているほか、外壁塗装にも湿気を吸収し放散する天然素材の塗料を使用しているため湿度が一定に保たれ結露が発生しにくい家になります。また床や柱を腐食させる内部結露を防ぐこともできますので、天然無垢材や天然塗料を使用した健康住宅は家族だけでなく家そのものも健康で長生きさせる効果があるのです。

【4】ヒートショックの負担を軽減させる

ヒートショックとは温度の急激な変化で体がダメージを受けてしまう現象を指します。具体例を挙げると、暖房で温まった体で寒い廊下や浴室へ行った際に脈拍や血圧が急上昇し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こすリスクが高まる事です。実際にヒートショックで救急搬送される人の数は寒い時期に集中しており、厚生労働省などでもシーズンになると注意を呼び掛けるほどです。このようなリスクを減らすためには高断熱高気密の家が有効です。

天然無垢材を家だけでなく床材としても使用し、天然素材の塗料を使用した健康住宅は高断熱高気密の家づくりにピッタリです。夏でも冬でも一定の温度と湿度に保たれた家の中ではヒートショックの負担を軽減する事はもちろん、ハウスシック症候群やハウスダストの心配もなくなります。また快適な温度や湿度や室内での熱中症のリスクも軽減されるのでメリットは大きいです。

健康住宅にしていく上で重要となるポイント

健康住宅で家づくりをする際に「天然無垢材を使用する」「天然の塗り材を使用する」などのポイントを挙げてきました。そもそも健康住宅にする理由はハウスシック症候群やハウスダストなどの症状から家族を守ること、そして高断熱高気密の家にすることにより「ヒートショックの負担を軽減する」という「家族の健康のため」が第一優先となっています。つまり健康住宅にしていく化学物質を取り除く、カビやダニを発生させないことを前提にした家づくりにすることが重要なポイントなのです。

さらには見えないところでの配慮も健康住宅を作るためのポイントとなります。例えば「音」。騒音を発生させない、外に音が漏れない防音対策が挙げられます。普段暮らしていると見えない床下にも内部結露などで腐食しない配慮が必要です。もちろんあらゆる世代が入れ替わり長い時間住むためには耐震対策も必須です。

家に帰れば天然素材の木のぬくもりでリラックスできる家。気候や天候に左右されず安心で安全に暮らせる家。あらゆる世代の家族が、あたりまえに毎日快適で健康に長く暮らしてゆく。そんな当たり前に健康な家づくりをしてゆく事が健康住宅を作り上げてゆくポイントといえるのではないでしょうか。

光と風を意識した健康住宅にしよう!

健康住宅でこだわりたいのは家づくりの素材だけではありません。家にさんさんと光が差し込み、季節の風が良く通る環境の家であることも健康住宅の理想の形です。日本は四季のある国なので、季節を感じる風や光はそれぞれに違いがあります。四季折々の環境に合わせられる家づくりはどのようにしたら良いのでしょうか。

家の素材にこだわりがちな健康住宅ですが実は「窓」も重要なポイントです。窓の形は家の気密性を左右するものであり、いくら高断熱高気密な家の素材を選ぼうと、窓がその機能をはたしていなければ熱が逃げて行ったり余計な熱を取り込んだりしてしまいます。従来の日本の家屋でなじみのある大きな窓や、デザイン性の高い出窓を好む人も多いのですが高断熱高気密の家づくりをするならばあまり向いていないデザインであることも事実です。健康住宅を建てる際はガラスが何層にもなった「多層ガラス」とアルミや樹脂をうまく使い分けた「複合サッシ」を使う事で太陽の光を上手に取り込む事ができるのです。

しかし日あたりばかりよすぎてもバランスが良くないので、窓の外に木を一本植える、もしくは中庭を創ることにより季節の移り変わりを体感する事が可能です。では風はどうしたらよいでしょ? それは「風の道」と「空気の流れ」を生み出す為の構造に着目します。風の入り口を家の低いところに、出口に開口部を設け、その対面する部分に天窓をつけると空気が循環するような構造になります。

太陽の光や季節の風と上手に付き合う事も住みやすい健康住宅作りへとつながるのです。

健康住宅におすすめなタイプ

健康住宅に住みたいなら、一軒家であることは必要条件です。というのもアパートやマンションは、健康住宅では不都合があるからです。その不都合とは、耐久度にあります。アパートやマンションは四階以上あるものがほとんどですが、四階建てとなると必要な柱の長さは15メートル程度になります。15メートルの長さの木材を大量に仕入れることは難しく、一本の木で一本の柱を形成するのは困難ですが、かといって接ぎ木で誤魔化すと地震が来た時に脆さが露呈します。アパートやマンションは、どうしても鉄筋コンクリートを使用する必要があるというわけです。かといってその一室だけを木造に改造しても、意味がありません。

そして何より、健康住宅は自分の家が健康住宅であるだけでは不十分です。科学塗料の有害成分を吸引しないようにするためには、周りの家も健康住宅であることが必要です。そのため健康住宅に住みたいなら、周りが科学素材で作られた家のところを一軒だけリフォームというタイプではなく、健康住宅の団地に引っ越すというタイプが好ましいです。

また健康を重視するのであれば、新築の健康住宅を選びましょう。傷も汚れも全くない、新品の状態が最も清潔で健康に良いです。

健康住宅にリフォームするには?

健康住宅にリフォームするためには、最も大掛かりな事例だと家を一度取り壊して新しく建て直すという方法が取られます。その理由は、元々の家が鉄筋コンクリートの柱を使っていることです。更に多くの家では科学塗料による塗装が行われているので、外壁はほぼ確実に全て剥がして塗装し直す必要があります。

健康住宅へのリフォームの手順は、大きくわけて五段階で構成されます。まずは、今ある家を取り壊します。取り壊すと空気が汚れてしまうので、空気を綺麗にする作業も行われます。次に行われるのが基礎作りです。基礎はさすがにコンクリートで作られますが、これは家の断熱性を向上させ、耐久性も上げるためには必要です。基礎作りが終わると、骨格の建設に入ります。ヒバやヒノキなどの木材で柱を組み立て、大まかな家の形をここで完成させます。骨格が組み終われば、次は天井や壁などの建設です。この時、パイン材と断熱材を組み合わせた壁を使ったり、床下に木炭を置いて湿気がこもらないようにしたりするなどの工夫が行われます。そして最後に塗装です。塗料も人体に害を及ぼさない自然塗料で行われます。

健康住宅へのリフォームの工程は以上です。費用は、小さい家であれば150万円程度でできます。

見学会やセミナーで実際の健康住宅をチェックしよう

健康住宅は注目され始めたばかりの建築方法なので、健康住宅という単語を聞いたり、そのメリットを聞いたりしただけではどんなものか想像がつかないでしょう。健康住宅に興味があるなら、健康住宅の見学会に行くのが一番です。見学会では、モデルハウスとして健康住宅が展示されていて、係員が詳しく案内してくれます。見学会に行くことによって、具体的に健康住宅のどこが健康にいいのかを詳しく知ることができます。また健康住宅の魅力の一つは木に囲まれた雰囲気です。これはいくら説明を聞いても掴むことは出来ず、モデルハウスに入ってみて初めて実感できる感覚です。実際、健康住宅の雰囲気が気に入ってリフォームや購入を決めるという人も多いです。

また健康住宅の利点に関して詳しく知りたい方は、セミナーに行きましょう。セミナーでは自然素材の開発に携わっていたり、健康住宅の素材選びを担当している専門家から話を聞いたりすることができます。セミナーに行くことで、自分で調べ、見学会で案内されるよりも詳しい知識を得られることは間違いありません。

最新の健康住宅「ZEH」について

ZEHとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略で、の消費エネルギーが事実上ゼロで済む住宅を指します。エネルギーを全く使わないというわけではなく、高断熱性能を利用して消費エネルギーを抑えたり、太陽光発電システムなどを利用して自らがエネルギーを生み出したりする住宅を指します。近年、様々なstyleの健康住宅が誕生していますが、ZEHは最新鋭の健康住宅と呼べるでしょう。ZEH住宅を建設できるメーカーはまだ少ないので、専門の業者を探して依頼しましょう。

ゼロエネルギー住宅「ZEH」とは

ZEHには様々な特徴がありますが、まずは断熱性能が確かな住宅であることが挙げられます。断熱性に優れた住宅は、夏は涼しく冬は暖かいというメリットがあります。夏は外の熱を遮断してエアコンの冷気を逃しません。また、冬は外の冷気を遮断して室内の熱を逃しません。そのため、エアコンや暖房の使用頻度が減って、エコに繋がるのです。

他にも、ZEH住宅には高性能設備が採用されています。例えば、電球は一般的な蛍光灯ではなく、LEDライトが用いられます。LEDライトはそれだけで使用エネルギーが少なく済むというメリットがありますが、使用年数が長いという利点もあります。一度購入すれば十年以上使用し続けることができます。また、白熱電球のように熱を発しないので、室内の温度を不要に上げる心配もありません。更に、ZEH住宅は太陽光発電システムでエネルギーを賄っているので、電力会社に頼ることもありません。このように、ZEH住宅には環境に優しい設備がたくさん詰まっているという特徴があります。

ZEHの定義・必須条件

ZEH住宅と認められるためには、大きく分けて2つの条件を満たさなければなりません。まず一つは、太陽光発電システムを備えていることです。ZEH住宅の定義は省エネなので、自らエネルギーを生み出せる装置が備わっていることが重要視されているのです。太陽光発電システムといっても、何を設置してもいいというわけではありません。ZEH住宅と認められるためには、太陽光発電システムに関しても条件が定められています。まずは、最大出力の合計が10kW未満であること、もしくはパワーコンディショナーの定格出力が合計で10kW未満であることが条件となります。

また、売電を行う場合は余剰買取方式であることという条件も定められているので、住宅メーカーに建設を依頼する時には、この条件を満たせるように依頼しましょう。太陽光発電システムの他にも、ZEH住宅は、一般社団法人環境共創イニシアチブという団体が定める断熱性能と気密性能の基準値をクリアしなければなりません。SIIの名で知られる一般社団法人環境共創イニシアチブは、ZEH住宅の補助金の交付も行っている団体です。ZEHの断熱性能や気密性能における省エネ基準は、強化外皮基準(UA値)で示されます。数値はその土地の気候で変動するため、北海道と沖縄では基準値が異なります。省エネ基準をクリアするためには、まずはZEH住宅建設予定地の基準を調べましょう。これらの条件をすべて満たすことで、初めてZEH住宅であると認められます。

ZEHの補助金制度

ZEH住宅を建設する場合、いくらか補助金を受け取ることができます。補助金は個人で申請できますが、交付要件や保証対象が決まっているので、自身が当てはまるかチェックしてみましょう。また、補助金を受け取るためには支援事業の一般公募に応募しなければなりませんが、募集期間は限られているので、締め切り日に間に合うように申請してください。一般公募は定期的に行われていますが、いつまで続くかはわからないので、募集が始まったらすぐに申し込みましょう。

【1】対象者

補助対象となる人は、新築住宅の建築主や既存戸建住宅の所有者、または新築建売住宅の購入予定者に限られています。住宅に関してはいくつか条件がありますが、申請者に関しては特別な条件はありません。誰でも申請できるので、ZEH住宅を建設する予定の人は補助金制度を利用しましょう。

【2】交付要件

ZEHの補助金の交付要件は、SIIという団体が認めるZEH住宅の条件を満たしていることです。どんなに環境に優しい機能を備えた住宅でも、ZEH住宅であると証明できなければ補助金をもらうことはできません。ZEH住宅を建設する際には、住宅メーカーにSIIが認定しているZEH住宅を建設できるか確認してから依頼しましょう。

【3】補助対象

ZEHの補助金を受け取れるのは、あくまで申請者が個人的な住まいとすることを目的に建設された住宅に限られます。賃貸住宅や集合住宅など、法人が販売を目的に建設する住宅は対象にならないので、注意しましょう。

【4】補助金額及び上限額

ZEHの住宅を建設する場合、1軒あたりの補助金は全国一律で75万円と定められています。蓄電システムを備え付ける場合には、1kWhあたり4万円の補助金を受け取れます。

【5】補助金が降りる家は具体的にこんな家

そもそもZEH住宅に対して補助金が降りるようになった背景には、日本のエネルギー問題が影響しています。現在、日本で消費されるエネルギーの殆どは、海外からの輸入に依存しています。そのため、エネルギーを国や企業だけでなく、一個人の住宅でも作り出せるZEH住宅が推奨されるようになったのです。

特に近年は地震が多発していることもあり、発電所に頼ることに不安を感じる人も増えました。ZEH住宅を建設すれば、自宅で消費するエネルギーを自宅で生み出せるというメリットを得ることができます。その上、補助金までもらえるので、今後住宅建設を予定している人はZEHを候補に入れましょう。

住宅で最もエネルギーを消費するのは、エアコンです。自らエネルギーを生み出せる太陽光発電システムを採用していても、消費エネルギーが多ければ、ZEH住宅とは満たされません。エアコンの使用そのものを抑える工夫が何よりも重要だといえるでしょう。断熱材があれば夏の暑さにも冬の寒さにも対応できますが、優れた断熱材でなければ意味がないので、こだわりを持って選びましょう。

断熱材を使用すれば、地球環境にも優しいですが、他にも家の中を暖かく保てるという利点があります。住宅内が暖かければ、冬場のヒートショックを防ぐことができます。ZEH住宅と認められるためには、環境に配慮するだけでなく人が快適に過ごせることも条件となるので、家族が快適に生活できる健康住宅の建設を目指しましょう。

ZEHづくりを依頼するならこの会社

ZEH住宅はまだ誕生して間もないので、ZEHとして認められる条件を完璧に満たせる住宅メーカーは少ないものです。大手住宅メーカーが造った住宅でさえ、条件を満たせずに補助金が降りなかったという例も珍しくありません。ZEH住宅を建設したい場合には、事前に住宅メーカーの情報をよく調べて、信頼できる業者を選びましょう。

住宅メーカーを探す際には、必ずその業者の過去の実績を確認してください。やはり最近ZEH住宅を取り扱い始めた業者よりも、今まで何度もZEH住宅を建設してきた経験のある業者の方が、ZEHに関する知識や技術を持っているので信頼できるといえます。

また、展示場などには積極的に足を運んで、ZEH住宅をただ建設できるというだけでなく、業者自身が意欲的に建設に取り組んでいるかを確認しましょう。ZEHに関しては、まだ完全にはその条件や定義が定められていません。今年定められている条件や定義も、年が変われば変更されている可能性があるのです。そのため、常にZEHについて意欲的に研究し、積極的に新しい取り組みを行っている業者が理想的であるといえます。

住宅メーカーが信頼に足るか判断できない時には、担当者に相談してみましょう。ZEHに関する質問をいくつか投げかけて、スムーズに回答できれば信頼できるといえます。こちらの質問に対してしどろもどろになったり、答えに詰まったりするような業者はZEHに関する知識が不十分だといえるので、別の業者に依頼しましょう。

地域別!
健康住宅に強い会社を厳選しました

施工会社を選ぶポイントは、まず自分の住む地域で施工可能かどうかが重要。次に、シックハウス症候群を引き起こさない建材を使っているか、安心安全に配慮した住宅工法を用いているかなど、会社の特長をチェックすることです。ここでは、地域別におすすめの施工会社をピックアップしました。
あなたがお住まいの地域で、住んで健康&快適に暮らせる健康住宅を建てたい方は、ぜひ参考にしてください。

 
関東地方のお勧め会社

天然住宅

寿命300年を目指し
「健康、長持ち」する住まいづくりを提案

  • 天然住宅の施工事例外観1

    引用元…天然住宅公式HP(http://tennen.org/gallery)

  • 天然住宅の内装

    引用元…天然住宅公式HP(http://tennen.org/gallery)

  • 天然住宅の施工事例外観2

    引用元…天然住宅公式HP(http://tennen.org/gallery)

会社の特徴

天然住宅自体は住宅コーディネイトサービスを主業務としていて、グループ会社全体で健康住宅に取り組んでいます。素材選定や施工を担当するのは素材工房という会社で、健康住宅を得意とする設計事務所もあります。グループ企業としてそれぞれの専門性を高めることで、トータルで質の高い家づくりに貢献してくれる会社です。

家づくりの
こだわり

一番の特徴は、高断熱高気密ではなく高断熱適気密という点にあります。これは湿気が内部にこもらないような材料や構造を採用することで結露防止や夏の熱気排出になるというメリットがあります。使っている材料などはもちろん天然素材で、特に木材は国産無垢材にこだわっているのがポイント。寿命300年の家づくりを目標にしています。

 
中部地方のお勧め会社

エコフィールド

エコ・健康・安心をプラスした
自然のぬくもりを感じる家づくり

  • エコフィールド外観

    引用元…エコフィールド公式HP
    (http://www.emunoie.com/voice/co_photo.html)

  • エコフィールド内装

    引用元…エコフィールド公式HP
    (http://www.emunoie.com/voice/co_photo.html)

  • エコフィールド外観2

    引用元…エコフィールド公式HP
    (http://www.emunoie.com/voice/co_photo.html)

会社の特徴

エコフィールドは静岡県富士市にオフィスを構える地元密着型の工務店。健康住宅に使う木材は富士ひのきをはじめとする地元産の木です。富士ひのきの家建築助成金やしずおか県優良木材支援制度などにも取り組んでいて、このエリアで健康住宅を建てようと検討している方にとっては、素材選びや施工だけでなく予算面でのメリットも期待できます。

家づくりの
こだわり

エコフィールドではエアパス工法を採用して換気性能を高めています。これは断熱型壁体内通気工法とパッシブソーラーハウスとを組み合わせた工法で、冬は屋内の空気を自然循環させて家全体を暖め、夏は床下換気口と小屋裏換気口によって室内外の空気を自然に入れ替えできる仕組み。また、ライフスタイル別にコンセプトを決め6つのタイプの注文住宅にも対応しています。

 
近畿地方のお勧め会社

吉住工務店

創業50年!地元の国産無垢材に
こだわり職人の腕に定評あり

  • 吉住工務店内装

    引用元…吉住工務店公式HP
    (http://www.yoshizumi.com/voice/co_photo/article/YKd20150815110345-118.html)

  • 吉住工務店外観

    引用元…吉住工務店公式HP
    (http://www.yoshizumi.com/voice/co_photo/article/JJl20150324161912-118.html)

  • 吉住工務店内観

    引用元…吉住工務店公式HP
    (http://www.yoshizumi.com/voice/co_photo/article/YYN20150615150515-118.html)

会社の特徴

兵庫県の西宮と丹波に店舗を持つ吉住工務店は、地域密着で50年以上の歴史を持つ老舗工務店です。木の家づくりでは豊富な実績を持ち、特に木材は地元のヒノキや杉を厳選して使うなど、建材に精通したプロフェッショナルです。また、家にいながら季節感が感じられるよう、風や太陽光を上手に取り入れるのが得意。自然な空気循環を生み出すエアパス工法を採用しているのも、兵庫エリアでは稀少な存在といえます。

家づくりの
こだわり

天然素材に限定した材料選びはいうまでもありませんが、吉住工務店の家づくりで特におすすめしたいのが自然の力を活かした空間設計です。その象徴がリビングの大きな窓と深い軒。これはリビングの陽当たりや風通しをよくするだけでなく、陽が高い時には直射日光を遮ることで、バランスよく光と風を取り入れられます。アフターフォローも充実し施工主との絆を大切にしています。

 
中国地方のお勧め会社

さくらホーム

味わい深くてカッコいい!
厳選素材で長持ちする健康住まい

  • さくらホーム内観

    引用元…さくらホーム公式HP
    (http://mutenka-sakura.com/works/works10)

  • さくらホーム外観

    引用元…さくらホーム公式HP
    (http://mutenka-sakura.com/works/works9)

  • さくらホーム内観2

    引用元…さくらホーム公式HP
    (http://mutenka-sakura.com/works/works2)

会社の特徴

さくらホームの大きな特徴は、依頼があるごとにひとつひとつ時間をかけて施主と向き合い、要望をしっかり聞いてくれること。そのうえで、プロとして最適な提案をするのが同社の活動方針。自然素材にこだわり、デザインでは住宅寿命の長いヨーロッパ様式を取り入れつつ、オリジナリティを高めた施工事例が多々見られます。

家づくりの
こだわり

さくらホームでは無添加住宅と呼ぶ健康住宅を提供しています。シックハウス症候群の原因の多くは接着材に使われる化学ノリともいわれ、建材だけでなく接着材も無添加にこだわっているのです。また、素材選びにも多様性があって、天然無垢材や漆喰はもちろんのこと、にかわや炭化コルク、渋柿といった味わいのある材料を使い分けています。使い込むほど深みが増す住まいを目指しています。

健康住宅を建てるための基礎知識

健康住宅は建売住宅と異なる面が多々あります。家本体だけでなく住宅建築に関連する知識も身につけたいところ。気になる知識をピックアップしました。

さあ、健康住宅を建てよう!建築時間と流れ

健康住宅の家づくりは基本的に注文住宅と同等ですが、素材や工法にこだわる分、期間は長めに想定しましょう。

詳細はこちら 資金計画はどうすれば?住宅ローンのお話

オーダーメイドの家づくりでは資金計画も綿密に立てる必要があります。住宅ローンの基礎知識をおさらいしましょう。

詳細はこちら 自分や家族にぴったりの施工会社を選ぶポイント

ハウスメーカーと工務店の違いなども含めて、家づくりを依頼する施工会社選びのポイントを紹介しています。

詳細はこちら
地域別に厳選!健康住宅に強いおすすめ会社