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「木造住宅ローン」とは?

ここでは、兵庫県が取り組んでいる木造住宅ローンについて解説しています。県内で木造住宅を推進している団体についても紹介しているので、参考にしてみてください。

兵庫県が実施している「木造住宅ローン」とは?

兵庫県産の木材を使った住宅を建築予定の方に向けて、県と金融機関が協力のもと資金を融資する木造住宅ローン。まずは概要やなぜこういった制度が設けられたのかを見ていきましょう。

木造住宅ローンの概要

兵庫県産の木材を使って木造住宅を建てたり増改築したりする方に向けて、県と金融機関が資金の融資を行う長期固定金利の住宅ローン。融資利率は当初~25年間は0.8%、翌年以降の10年間は1.8%です。

返済期間は25年以内としていますが、県産の木材を60%以上使い、長期優良住宅の認定を受けてればプラス10年の計35年以内に延長可能。

融資額は2,300万円としていますが、県産の粘土瓦を使用することでプラス200万円上乗せ、環境配慮型住宅であれば500万円上乗せOKです。また県産木材の使用率が80%以上かつ「Tajima TAPOS(但馬テイポス)」の技術(兵庫県農林水産技術総合センターが開発した高強度梁仕口加工技術)を用いることで200万の上乗せが可能なので、仮にこれらをフル活用した場合は最大で3,200万円の融資を受けることができます。

木造住宅ローンの仕組み

融資の貸付には大きく分けて「申請書類の作成」「審査と確認」の過程があります。必要書類は以下のとおり。

状況に応じて不要なものもあれば、反対に上記以外に必要書類が生じることもあるので、事前に確認を行いましょう。

審査と確認では、金融機関による融資額・元利金償還見込みの審査をはじめ建築現地の確認、住宅証明書や瓦証明書の発行などを経て貸付認定となります。また貸付認定には有効期限が設けられており、通知から1年間となっています。

木造住宅ローンを設けた理由

兵庫県が設けた県産木材の利用促進に関する条例には、以下の3つの基本理念があります。

国や市町と連携して県産の木材使用に積極的・計画的に取り組み、森林所有者、建築関係事業者、県民などの協力を経ることでさらに利用促進を図ります。木造住宅ローンは、この取り組みに一役買う存在です。ローンが最大で35年まで延長できるのも魅力的。一般的にローンとは短い方が良いとされていますが、毎月の負担を考えると、一定のローンの長さは家計の助けになります。自分たちが住む土地の風土で育った木を使うことにこだわりをみせるのは、兵庫県の魅力のひとつとも言えるでしょう。

兵庫県の木造住宅推進団体

兵庫県が実施している木造住宅ローンの概要が見えてきたところで、実際に兵庫県産の木材を使った家づくりに取り組んでいる団体・組織を見ていきましょう。ここでは「ひょうご木の匠の会」「ひょうご木のすまい協議会」「ひょうご木づかい王国」の3つをご紹介します。県内で木造住宅を推進しており、それぞれがもつ木に対するこだわりはとても高いもの。木の良さを伝えることに日々尽力しています。各団体の取り組みをチェックしてみてください。

ひょうご木の匠の会

ひょうご木の匠の会は平成28年3月に設立されました。兵庫県では、県産木材を使って木造住宅の建築を行っている工務店を「ひょうご木の匠」として登録しています。県産木材を取り扱っている事業者を県民に周知することで、県産木造住宅の建築を促進させるだけでなく森林整備にも役立てることを目的としたものです。

そのひょうご木の匠の登録工務店の中でも、県産木材を使って資源循環型林業を確立させたり、企業情報を前面に出して積極的な広報活動を行うことに賛同した工務店から「ひょうご木の匠の会」が生まれました。緑豊かな森づくりの支援や県産木材を利用する意義・木そのものの良さをPR、情報共有、研修と、あらゆる分野に力を入れています。各工務店がバラバラに活動をしても認知度はなかなか上がらないことから、個々の力を集結し組織で活動することに重きをおいているようです。

兵庫県内で行われるイベントにも積極的。過去には親子で参加できる木工教室や木の香りを楽しみながら木造住宅の組み立て体験ができる「ひょうご木材フェア」に協賛。そのほか農林漁業祭への協力や県産木材の活用に関心を持つ方に向けた研修も実施しています。

エンドユーザーに関心を持ってもらうこと・理解を深めてもらうことに注力している、優良な組織と言えるでしょう。

■加盟している工務店

ひょうご木のすまい協議会

ひょうご木のすまい協議会は、平成15年7月に設立。兵庫県が薦める「県産木材供給システム」の構築に賛同し、高い品質と適正な価格で木造住宅を提供できる工務店・建築士などが集結して立ち上げられました。

無垢材や自然素材にこだわり、安全・安心はもちろん、環境に貢献できる住宅建設に注力。「住まいとは家族を育む器」と考えており、住まい手の健康や理想とする住環境を大切にしてくれます。

木材を使用することはもちろんですが、植える・育てる・使うという循環サイクルを心掛けており、木の性質や性能を熟知しているのが◎。

ひょうご木のすまい協議会が手掛ける木の家は「顔の見える木材での家づくりグループ65選」のひとつに選ばれたこともあります。これは、財団法人日本住宅・木材技術センターが「山林所有者や森林組合、公務店など地域の関係者の連携による家づくり活動」に着目した結果、選ばれたそうです。

品質や素材へのこだわり、コスト低減などに力を入れているひょうご木のすまい協議会は、地域密着型であることも大切にしています。地産地消(地元で生産して地元で消費すること)に重きをおき、ダイレクトに品質を伝えていくことを目指しているそう。ホームドクターとしてもサポートしてくれる、心強いパートナーになってくれるでしょう。県産の木材を使った家づくりが学べるセミナーを定期的に開催しているようなので、気になる方はチェックしてみてください。

■加盟している工務店

ひょうご木づかい王国

ひょうご木づかい王国は、地元産の木を使って人々の暮らしを豊かにすることに力を入れています。もともと日本は森の恵みとも言える木とともに暮らしてきました。コンクリートや鉄を使うことがメインとなる現代、木のあたたかみや香りと触れ合う機会を増やすことを目的として設立されたそうです。

平成27年5月には、建物の2階に「ひょうご木づかい王国学校」を開校。木に関する知識が学べると同時に、木の感触や香りが楽しめるスペースになっています。書籍の閲覧もでき、子どもから大人までリラックスできる時間を過ごせるでしょう。

ひょうご木づかい王国は「植える」「育てる」「収穫する」「上手に使う」というサイクルを徹底しています。木々は日光をよく浴びて、土にしっかりと根をおろし、豪雨や地震に負けないように育てるそうです。

木を使った製品をつくることを得意とした職人が多く在籍しているのも◎。大工、家具職人、木工作家、おもちゃをつくる人まで、たくさんの方の協力のもと活動を行っています。

楽しむことを大切にしているひょうご木づかい王国は、イベントも大々的。公式ホームページで公開している「親子でつくった夢の家・夢の王国」では1ヵ月かけてつくった400戸以上の積み木の家の一部を見ることもできますよ。

■加盟している工務店

木造住宅ローンを活用してマイホームを買おう

地元の木材を利用することは、地域の活性化にもつながります。特に兵庫は都市としての印象が持たれがちですが、県土の7割は森林で、うち4割はスギ・ヒノキ人工林だそうです。県内で家を建てたいと考えている方は、木造住宅ローンを活用して心安らぐ「木の家」を建ててみてはいかがでしょうか。木が持つ独特なあたたかみを感じながら生活をすることで、心身ともに健康なライフスタイルが送れますよ。

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